2月の月例会で事例報告しました。







 今月は、中学・高校の期末試験前や部活の関係で、子どもの参加者が13人と少なく、SVも仕事の都合で2人お休みだったのですが、九州大学院生の細野先生にお手伝いに来ていただき、3人の教員のボランティアさんの参加もあり、SV4人で充実した月例会が行えました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
 私の班では、スケジュールや取り組むべきことを明示して、子ども達が相手とやりとりすることや身体を動かすことの楽しさを味わって、自発的に取り組むことを目指して、動作法、運動、コミュニケーション、ライフスキルに取り組んでいます。会議室を使っているので、椅子や机を運んでセッティングと後片付けをする、掃除をするのも活動の一部です。竹末市民センター、西部障害者福祉会館の全面的なご協力のおかげで、長時間使用し、清掃用具も貸していただいています。
 16時〜の研修では、ミツバチの会で行う動作法についての私の思いや、社会参加についての願いを話させていただいた後で、私の班のFさん、Yさんの個別の支援計画の紹介と事例報告をしました。それぞれのお母さんからも評価とコメントをいただきました。
 お二人とも月2回欠かさず参加いただき、微力ですが継続の力により、少しずつ変容がみられ、人と関わる意識やコミュニケーション意欲が増し、運動面でも伸びて来ています。各SVからもコメントをいただき、動作法を生活に般化させることに話題が集まりました。大村先生より、「手をかけられすぎて待つ姿勢が多いので、自発性をいかに引き出すかが大切。自分でゆるめる、自分で動かすなど、動作法で大切にしている部分が、社会での自発性につながっていくと思う。今だけでなく、今から社会に出て過ごしやすく、生きやすく、というところに動作法で学んだことがつながっていくことを目指して、頑張りましょう」とお話しがありました。細野先生から、「初めて来ましたが、笑顔のすてきなお子さんが多く、この会で楽しく笑い会える機会が多いですね。喜びの共有も人とのやりとりの中で、大切なことだと改めて感じました。」とミツバチの会の良さを誉めてくださいました。
 子どもたちに学び、子どもたちのおかげで、また新たなつながりや接点が拡がっていくことを心より感謝します。お二人のお母様はじめ、遅くまで残ってご参加くださったお母さま方、先生方、つきあってくれた子どもたち、ありがとうございました。研修のレジュメは、近日中にHPにPDFでアップしてもらいますね。また、ご感想、教えてください。

2月27日講演会のご案内

ミツバチサポートクラブ主催の講演会を行います。

2月27日(土)13:30〜15:30
西部障害者福祉会館にて

講師 神田美栄子先生
(北九州中央高等学園 進路指導主事 チャンチャン劇団 団長)
演題
「一人一人に応じた社会参加を支援するために」

 支援を必要とする子どもたちも、学校、地域、職場等、それぞれの生活圏で社会参加を進めていくことが大切です。それは、学校を卒業して社会人になって始めるものではなく、幼児期や小学生段階から考え、少しずつ取り組み、準備していく必要があります。
 就労支援や余暇支援で、素晴らしい実践を重ねていらっしゃる神田先生に、「働く」「生活する」「楽しむ」観点から、今、子どもたちに必要なこと、子どもたちを取り巻く大人が考えておくことについて話していただきます。子どもたちが「夢」と「希望」を持って社会で輝いていけるよう、今日からできる取組を考えていきたいと思います。後半は、質問コーナーを予定しています。多くの方の参加をお待ちしています。
 この講演会は、福岡県地域福祉財団 「地域ボランティア活動支援促進事業」の助成金の一部を使って行います。
 申し込みは、会員やいつも参加してくださるボランティアの方が優先です。このブログのコメント欄にどうぞ。

研修会で

 水曜日、小・中学校の研修会で話をする機会がありました。通常の学級にいる気づかれにくい子どもたちの見え方や聞こえ方の違い、学び方の違いに気づいて、必要なサポートを考えましょう、という、のが主な内容でした。また、先生方にきょうだい児の抱える課題に気づき、適切な支援をしていただきたい、と言う話もしました。疑似体験をしてもらったり、サポートツールのさわりや個別の指導計画の例を紹介したりした後で、小・中縦割りの4グループに分かれて、子どもたちの抱える課題について、各校で今どう取り組み、今後どう連携していくか、等情報交換しました。私は、後ろの時間を何とかたくさん確保したいと思い、大急ぎで話してしまったので、あまり上手に伝えることができなかったかな、と反省しています。このような、子どもたちの育ちを追った継続した支援を保証する取組は、必要性が高く、取り組んで欲しい内容でしたので、とても良かったと思います。
 子どもたちが、学ぶ意欲や自信をなくしたりしないで、それぞれの夢と希望を持って成長していけるよう、学校・家庭・地域で手を取り合って支えて行けるよう、取組を拡げ、深めていきたいです。

久しぶりにのびのびがありました。


15日の金曜日に2ヶ月ぶりにのびのびがありました。
11月はインフルエンザで中止、12月はチャンチャン劇団の定期公演の前日で、
自分が準備で参加できなため中止、と2ヶ月お休みしていました。
今年初めののびのびには、6人、きょうだい児2人が参加でした。
自分が高速飛ばしてきても、6時10分くらいにしか着かないので、
忙しい中、高木先生が進めてくださっていました。いつもありがたいことです。

全員に一通りもいかないうちに、買い物の時間になってしまい、申し訳なかったです。
私が訓練できなかった子が、何度もそばに来て「私と訓練しなくていいの?」と言う表情で、誘ってくれるので、嬉しくもあり、申し訳なくもあり・・・でした。
もう少し、時間があると良いのですが。
それでも、みんな買い物を楽しんでくれた様子で、好きなおやつを買って、おつりの仕分けや、レシートの整理など、良い顔で頑張っていました。
きょうだい児の中には、電卓持参で、創年クラブの方にご指導いただき、
計算しながら買い物ができていました。
たった2人のきょうだい児のために、ボランティアしてくださる創年クラブさんにも、
心より感謝しています。
会が大きくなり、課題もたくさんで、お母さん方の負担も増えてしまい、
この先どうしたらうまくいくのか、頭を悩ませていますが、知恵を出し合って、
ニーズにあった活動に取り組めていけるよう頑張りたい、と願っています。

翌土曜日は、朝一番の便で宮崎に行きました。
チャンチャン劇団宮崎公演の打ち合わせや下見で、団長はじめスタッフの皆さんと出かけました。
去年から何度も訪問していますが、いつも現地の方々にとてもお世話になり、
今回も現地で協力してくれる友だちに会い、楽しく話ができました。
何をするにも、多くの方が力を貸してくださり、助けてくださるおかけで、
様々なことが実現できていることを実感します。

今朝、宮崎神宮前で日の出を見ました。今年最初に見た日の出です。
今年も、元気で多くの方の力を借りて、少しずつ支援の輪を拡げ、
子どもたちとともに、楽しく活動していけるように、願いました。

中学校にて

先週、ある中学校からリクエストがあって、学校訪問して、
コーディネーターやスクールカウンセラーの先生へ動作法研修をしました。
中学生も数人参加してくれました。
手のひらのとけあいから始めて、肩の上下・反らせ、躯幹のひねり、足の裏へのとけあい等、参加者に感じを言ってもらいながら、研修を進めました。


ミツバチの動作法マニュアルを見ていただきながら、
「一番にこれします」「これは、この部分がポイントです」
等、前もって説明できたので、受ける側も安心して、研修に入ることができたようです。
やっぱりマニュアルの効果は大きいです。
作成に関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
活用させていただいていますからね。


手のひらのとけあいや足の裏へのとけあいは、片方だけして、感じの違いを言ってもらうと、「温かくなった」「やわらかくなった」(手)「しっかり踏めるようになった」(足)等、変化をしっかり感じて、伝えてくれました。
最初は、「少し嫌かな」という感じで参加していた生徒さんも、
途中から、自分の番になるとさっと動いてきてくれて、身を任せてくれるなど、
変化がはっきりみられました。


ふだんの訓練会では、私の班では、なかなか本人の感じ方や変化が見えづらいのですが、
このようにモニタリングしてもらえると、自分自身もとても勉強になりました。

皆さんの了解を取って、写真を撮りながら研修を進めたので、
今後もマニュアルや写真を見ながら、取組を続けてくださることと思います。
中学校でも、動作法がもっと広まると良いな、と思います。

新年最初の月例会がありました


 新年最初の月例会で、嬉しいことがありました。
 会員の何人もの子どもたちが、とてもいい顔で、気持ちよくあいさつをしてくれたことです。ある女の子は、私の名前を後ろから何度も呼んで、ニコニコしてあいさつしてくれました。
 あいさつは、生きていく上でとても大切な、人とのやりとりの基本になるものです。相手のことを意識して、相手に自分の存在と「今日もよろしく」という思いを伝えるものです。「今日、ここでこんな風にあいさつして」と誰も教えていないのですが、彼女が自発的にその気持ちを持って、あいさつをしてくれたことに、感激しました。最初にこの訓練会に来た頃は、会場に入るのも訓練を受け入れてくれるのも難しかったのですが、回を重ねるごとに、確実に成長していく姿を見ることができ、続けてくださる保護者の熱意と、支えてくれるボランティアの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになります。
 訓練終了後の研修では、税田先生、畠山先生より心理リハビリテイション全国大会の報告があり、「動作法のエッセンスを日常場面にどう生かすか?」「子どもたちの自ら『やってみよう』と言う気持ちを後押しする声かけは、どのようにしたら良いか」等、話をお聞きしました。
 1月29日には、きょうだい支援の学習会、2月には本人の自立と社会参加を支援するための学習会、そして2月の月例後は動作法の事例報告会を予定しています。詳細が決まったら、またお知らせします。
 今年も、多くの会員さん、ボランティアさんのご参加をお待ちしています。

新年おめでとうございます


 昨年は、多くの方々に出会い、支えていただいたり、教えていただいたりして、学びを深め、活動を拡げることができました。多くの仲間や協力者がいてくださるからこそ、ミツバチの様々な活動が、少しずつ実を結んでるのだと思います。
 今年も、会員親子のニーズを聞きながら、ミツバチサポートクラブのメンバーを中心に、協力してくださる方々とともに、歩みを進めていきたいと思います。
 今年もどうぞよろしくお願いします。